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CPV35 ブレーキパッド
いいお天気つづきの関西。
台風シーズンではあるけど、天候に恵まれてる日が
続いて、朝は爽やかな気分(^^)
ホント、ドライブ日和が続いてるなぁ・・・
長く乗ると消耗部品が傷みだすのは必然の流れではあるけど
それ以外でも、トラブルが少ない部類ではない車種とは思う(苦笑)
俺のCPV35もそろそろ、3度目のブレーキパッドの交換が近いけど
新車購入後にまず気が付くのがブレーキパッドのダストの多さだろう。
制動力は、ともかく外車並みのブレーキダストの量にブレーキパッドを
純正から社外品に交換するオーナーは少なくない。
俺自身も純正⇒デルファイロッキードSA http://www.geocities.jp/matsu_cpv35osaka/myweb1_038.htm
⇒DIXCEL TYPE M
http://www.geocities.jp/matsu_cpv35osaka/myweb1_034.htm
ブレーキパッドは5年6ヶ月乗って2回パッドを交換してる。
次も、同様にDIXCEL TYPE M ブレーキパッドへとは考えているが
ダストに目を瞑れば、制動力と言うことからすれば純正は侮れない。
ちょっと、初期制動はカックンと唐突ではあるが・・・(苦笑)
緊急事態って時には、街乗りならかなり頼りになる。
次は再度、純正にして見るか・・・・と言う想いもあったりする。
性能を考えれば、純正品って結構いいパーツを使ってたりするものだ
ってのがCPV35(^^)
電子デバイスは壊れやすいが(爆!)
ビッグキャリバー、ローターに!!
なんてのは庶民には高嶺の花なので辛い。。。
いろいろ試したいけど、費用が嵩むし大変だって
新規中古車オーナーや新車購入から乗り続けているオーナーも
多いと思う。
当HPのみんなのインプレ以外にも、参考になるインプレを掲載して置きます。
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【最終報告】 社外ブレーキパッド 投稿者:トシ 投稿日:2003/08/21(Thu) 00:21 No.2437
まずレポートの前に純正ブレーキパッドのスペックを確認します。
◆純正『ハイミュー』ブレーキパッド (ブレンボ・非ブレンボ車も形状以外は同じ製品)
・英国TMDフリクション社製
・摩擦係数:0.45~0.55
・適正温度域:不明 (ただし、日産の回答では耐フェード性は相当高いとのこと)
皆さんもご存じの通り、このパッド、ダスト量が半端じゃないです。せっかくピカピカに
ホイールを磨き上げても、1~2日も走ればフロントホイールは真っ黒。それにちょっと
温まると『キキーッ』っと鳴き始めます。最初、ボクは併走していたトラックのブレーキ音
かと思ったぐらいです。
ただその一方で摩擦係数を見ればお分かりの通り、純正にしてはかなり制動力が高いです。
社外品でも、メタル系かカーボン系パッドレベルの摩擦係数ですね。
(ちなみに日産の話では、このパッド、某ドイツ車のスポーツクーペ(アルファベット3文
字のメーカーでM○クーペと言えば分かりますね。)にも標準装着されているパッドを改良し
たものだそうです。ホントかな?)
社外パッド交換にあたってのコンセプトは以下の通り。
・快適性能の向上(ダストの低減、鳴きの解消など)
・市街地走行で重要な初期制動力とワインディングにおけるコントローラビリティの両立
さて、ここからが本題の社外ブレーキパッドのインプレッション(装着順)です。
それぞれ、200~300kmの距離を実走行テストしています。
(ただし、あくまでもボクの乗り方や好みを指標にしたインプレッションです。ブレーキパッド
ほどドライバーの主観で印象の異なるパーツはないので、その点だけご留意の上、読み進めて
ください。)
◆NISMO S-tuneブレーキパッド
こちらはディーラーに『ダストの低減が目的なら止めた方が良い』と言われたため、実際に
はテストしていません。NISMOの開発担当者とも話しましたが、CPV35の場合、ダスト量的に
は純正の半分程度ということでした。
◆ENDLESS Super Street M-sports (SSM)
・摩擦係数:0.30~0.40
・適正温度域:0℃~530℃
ダスト低減を売りにした代表的なパッドです。ENDLESSというブランドが与える安心感もあり、
ボクも真っ先にテストしました。
装着後、確かにダスト量は激減しましたね。(純正パッドのリアの方がよっぽど汚れます。)
性格的にはコントローラビリティ重視。ペダルタッチもカチッと剛性感があり、踏力に応じ
てリニアに制動力が増していく感じを受けました。
しかし、制動力自体が低すぎる!!
まず、初期制動力が純正に比べて相当落ちるので、市街地走行は早め早めのブレーキングが
必要です。一方でワインディング走行の場合、カーブの入り口でペダルを『ググッ』と強く
踏み込めば、ミューが立ち上がる感触が伝わります。にも関わらず、絶対的な制動力は完全
に不足気味。
ペダルを強く踏んでるのに『あれ?あれ?止まらない~っ。』 みたいな。ちょうどフェード
状態に近い感覚とでも言えばよいでしょうか、変な感覚を覚えたパッドでした。
◆ENDLESS Super Street S-sports (SSS)
・摩擦係数:0.35~0.43
・適正温度域:0℃~500℃
これは好印象でした。制動力、コントロール性ともに良好でバランスが取れていました。
しかし、SSMに比べてダスト量は増えます。(それでも純正よりはかなりマシですが。)
あと、フロント装着パッドとしては初期制動力が物足りなかったですね。
◆Projectμ Type NS
・摩擦係数:0.37~0.40
・適正温度域:0℃~400℃、
これは某ヤフオクで見つけた中古パッドでした。ただパッド残量はたっぷりあったので、ほ
ぼ新品同様だと思います。
ダストは少ないです。初期制動力も純正より若干劣るぐらい。でも、中~高温域での制動力
もそれなりですし、コントローラブルではありません。
◆ENDLESS Super Street Y-sports (SSY)
・摩擦係数:0.38~0.48
・適正温度域:0℃~380℃
某オ○トメカニック誌での評価が良かったため、テストしてみました。
摩擦係数の通り、初期制動力は高かったです。でも、ブレーキを踏み続けていると、微妙に
ミューが増減する感覚がありました。キャリパーとの相性が悪かったのか、停止直前に発生
する『ゴゴッ』という異音(音楽を聴いていると気づかない程度)も気になった点です。
もう、ここまで来ると何が何やら。。。
資金も気力も無くなり、純正パッドに戻そうかと疲れ切っていたボクを見かねたショップの
あんちゃんが一言。
『デルファイは試しました?』
『え? デルファイってロッキードのことでしょ? GT-Rならその選択もアリかも知れないけど、
ボクはダスト量が気になっているわけだし。。。』
『デルファイのType SXってパッド、ダストを気にする輸入車のお客様にも好評ですよ。効きも
良いですし。』
もうこうなったら意地です。
大阪のデルファイオートモーティブ社に電話し、Type SXについて直接リサーチ。
そこで分かったことは、
・ダスト量の低減には自信がある。
・摩擦係数は、0.38~0.47ぐらい。
・初期制動力はかなり高い。ただし、若干の鳴きと高温域での耐摩耗性が劣る。
・上記の欠点を改良したType SAという製品をリリースしたばかり。
で、これでダメならもうパッド漁りは止めようと覚悟してType SAを注文。 ということで。。。
◆DELPHI(旧AP) Lockheed Type SA
・摩擦係数:0.42~0.47? (パンフレット上のグラフから読み取り)
・適正温度域:50℃~550℃
温度域が50℃~という点が気になりましたが、全くの杞憂でした。
初期制動力はSSYと同等と言っても過言ではないでしょう。しかも、コントローラビリティ性
能も両立しており、SSSのようにペダル踏力に応じて『グ~ッ』と緩やかに制動力が上がります。
もちろんSSMのように『ミューは上がっている感触なのになぜか止まらない』なんてことも
ありません。
停止直前に『スッ』と力を抜けば、SSYのような異音もなく、純正パッドよりジェントルに止
まってくれます。
ダスト量も非常に少ないです。もちろん鳴きません。SSM/SSS/SSYのイイトコ取りをした感じ♪
以上がボクのレポートになります。
現在は?というと、フロントはDELPHIのType SA、リアは次に印象の良かったENDLESSのSSSを付
けて、快適にドライブを楽しんでいます。(デ社曰く、リアの適応パッドは現在開発中。)
ホントは、他にもトキコのストッパル202とか、DELPHIのType ZR(制動力の高いカーボン系パッ
ドの新製品。DELPHIのアンケート結果では、ダスト量が少ないという回答がかなり多かったと
か。)といったパッドも試してみたかったんですけどね。
もう資金が底をつきました。。。
ハイミューパッドも捨てたもんじゃないですね。
(何じゃそりゃ、と言わないでください。特に市街地~高速+αの使い方なら、十分すぎる
実力を持ったパッドだと今でも思ってます。)
日産がダストの多さや鳴きに関するクレームを覚悟しながらも、TMDフリクション社のパッド
を純正採用した理由がよ~く分かりました。
【まとめ】
初期制動力: 純正>SSY=SA=NS>SSS>SSM
実効制動力: 純正>SA>SSY=SSS>NS=SSM
耐フェード性: SA>SSM>SSS>(純正)>NS>SSY
コントロール性: SA=SSS>SSM>NS>SSY>>>純正
ダストの少なさ: SSM>SA=NS>SSS>SSY>>>純正
鳴きの少なさ: SA=SSM=NS>SSS=SSY>>>純正
※ 耐フェード性のみカタログスペックからの予測
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注:上記トシさんのインプレはyo-chiさんが運営していたHP CPV35FUNからの
転用です。
参考になれば幸いです。
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